南津軽の温泉・鉱泉

 

この地域における温泉の特色

南津軽郡にゆう出する温泉の特色

 この地域には、古くから存在する温泉として大鰐、温湯、板留、切明、沖浦、二庄内、唐竹など

秋田県境の山地から平野部にかけてゆう出するものがあり、これら以外の平野部にゆう出する温泉

は、昭和30年代以降の近年に開発されたものがほとんどである。古くから存在する温泉は、硫酸

カルシウムを含む塩化物泉、若しくは溶存成分が1g/kgに満たないこれに類似した単純温泉で占

められている。これに対して、近年試錐によって開発された温泉は、ゆう出する地域によって異な

り、浪岡から常盤又は田舎館にかけてゆう出する温泉は茶褐色を帯びたモール泉で、植物を起因と

することから重炭酸ナトリウムを含有する塩化物泉か若しくは溶存成分が1g/kgに満たないこれ

に類似した単純温泉が主である。また、平賀の平野部にゆう出する温泉のほとんどは塩化物泉であ

り、その他はpHの高いアルカリ性単純温泉が主である。この地域は宿泊施設も少なくないが、公

衆浴場を併設しているものがほとんどで、公衆浴場としての利用が主であり、他地域と同様、冬季

の消雪や自家用に用いている源泉も少なくない。

 

弘前駅からバスを利用する場合
 弘前駅からバスを利用する場合、駅前を経由する路線は多いものの、駅を発着とする系統は少な

く、駅から徒歩約3分のイトーヨーカドーに隣接するバスターミナルから発着するものがほとんど

である。路線によっては、1日3本程度のものもあるので、利用にあたってはよく確認されたい。

 

南津軽郡の温泉・鉱泉

地  域 温泉の区域 温泉地名 (一般に利用できないものを含む。)
南津軽

青森市(旧:浪岡町)の温泉・鉱泉

浪岡(駅前)温泉、花岡荘、山正健康(婆沙羅)温泉
藤崎町(旧:常盤村)の温泉・鉱泉 常盤老人福祉センター温泉、ときわ会病院温泉
藤崎町の温泉・鉱泉 藤崎温泉、喜龍温泉、藤崎町老人福祉センター
田舎館村の温泉・鉱泉 川部温泉、前田屋敷温泉、畑中温泉、堂野前温泉
平川市(旧:尾上町)の温泉・鉱泉 おのえ荘温泉、さるか荘温泉、つがる温泉
黒石市の温泉・鉱泉 温湯温泉、落合温泉、板留温泉、青荷温泉
平川市(旧:平賀町)の温泉・鉱泉 平賀(唐竹)温泉、南田温泉、大光寺温泉、葛川温泉
大鰐町の温泉・鉱泉 大鰐温泉、島田温泉、苦木温泉、正観湯温泉
平川市(旧:碇ヶ関村)の温泉・鉱泉 古遠部温泉、相乗温泉、湯ノ沢温泉、碇ヶ関温泉