鎌倉市二階堂に自噴する硫化水素臭と硫黄の白析出物を伴う薄い褐色を帯びた冷鉱

泉で、昭和３７年に鉱泉分析試験を行ったが、｢鎌倉２号泉｣として台帳登録されたの

は後のことである。この温泉は雪ノ下にある｢あらめ旅館｣の所有者が掘削開発したも

ので、新たに旅館を建設してこの温泉を浴場に利用しようとしたものの、現地の二階

堂は風致地区のため断念し現在に至っている。当時の分析値に硫化水素は含まれてい

ないが、市内でも珍しい褐色を帯びた硫黄を含む温泉である。

泉質

pH：8.8、成分等総計：2.556g　温泉分析書

交通

鎌倉霊園正門前太刀洗]，鎌24[金沢八景駅]，鎌36[ハイランド循環鎌倉駅] 行き『岐

れ道』下車徒歩２０分。

所在地