旭区上川井の若葉台団地｢若葉台公園｣から道路を隔てたすぐ南側にある特養ホーム

｢あだちホーム｣に隣接して設けられた公衆浴場に利用されている温泉。温泉は平成５

年に敷地内で掘削開発された地下１,５００ｍからゆう出する茶褐色を帯びた４２.３

℃の食塩泉で、まだ大深度掘削がメジャーになる前の当時において、泉温が４０℃以

上の高温温泉は横浜市内は固より神奈川県東部地域では少なく話題となった。ゆう出

した当時は配管等の工事を終えて特別養護老人施設の浴室に利用していたが、地域の

強い要望と施設長の好意により、浴場を改修した上で平成６年９月４日から一般にも

開放された。この浴室は男女別ではないことから、当時は男女隔日利用として運用さ

れていたが、平成１２年の６月からにはホームに隣接して待望の新たな浴場が竣工し

男女ともに毎日利用できるようになった。建物は浴室と休憩室からなり、浴室は内湯

のみの一般浴室と老人や皮膚炎などの人のために個室浴室が４室ある。浴室には男女

ともにジェット風呂と寝湯などがあり、かけ湯は源泉がそのまま注ぎ込まれており、

臭素臭が感じられる。若葉台団地にも至近な距離にあり、最近では塩化物(食塩)泉が

｢アトピー性皮膚炎｣にも効果があるといわれているため利用者がすこぶる多い。建物

の入口アプローチとなる坂の下には温泉スタンドも設けられているが、あまり利用さ

れていないのが現状である。数年前温泉の泉温が一時下がり容存成分も薄くなったこ

とから、調査した結果、５００ｍ附近の帯水層に存在する地下水が原因と分かり、水

止めを行ったところ、それまで褐色を帯びていたものが無色透明となり泉温も戻った

という。

泉質

pH：7.7、成分等総計：9.740g (横浜73号)　温泉分析書

交通

ツ境]行き『若葉台南』下車徒歩４分(相鉄線｢鶴ヶ峰｣｢三ツ境｣からは、峰02･境21[十

日市場] 行きのほか、116[若葉台中央] 行きも利用可)。

所在地

営業時間

入浴料