東北沢駅から駒場公園(渋谷方向)に進み、道幅が広くなったあたりの左側にある旧

｢渋谷上原温泉｣の源泉を継承した温泉銭湯。番台式の浴場でプラスチック主流の現在

では珍しい木製の桶を利用している。敷地内の地下２４２ｍからゆう出する無色透明

で若干の結晶性沈殿物を伴うメタ珪酸含有の冷鉱泉を浴槽だけでなくシャワーやカラ

ンの湯と水全てに利用している。脱衣所に掲示されている分析書には｢含珪酸単純泉｣

と書かれているものの、療養泉規定には該当しないため鉱泉分析法指針に基づく泉質

の表示は泉質欄の｢泉質｣文字を抹消し｢メタ珪酸50mg以上で温泉法の温泉に該当する｣

と表示するのが正しい。都区内に多く点在する茶褐色を帯びた化石水型の黒湯冷鉱泉

とは異なり目黒区の｢鷹番の湯｣と同様、普通の地下水に含有されるメタ珪酸が温泉法

の規定を満たしている。

泉質

pH：7.3、成分等総計：0.283g　温泉分析書

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入浴料